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2005年11月05日
ボディーの種類 セダン
車の形の中でもっともベーシックなスタイルがこのセダンです。
4枚のドアを持ち、乗る人の快適性を追及した車といえます。
また後部座席にも大人がゆったりと座ることができ、人の送り迎えにも最適です。
セダンの中にも高級感を追求したものから、スポーティーなものまでさまざまな用途があります。
【トヨタの高級車セダン クラウン】
ボディーの種類 ハードトップ
ルーフ(屋根)を持つ車という意味のハードトップ。
セダンとは似た形ですが、窓を開けたときに窓枠がないのが大きな違いです。
一般的にはセダンより車高が低くなり、よりスポーティーなデザインの車が多いです。
ハードトップにはもう一つの意味があり、オープンカーにつける屋根のことを指します。
【マツダ ロードスター】
2005年11月10日
ボディーの種類 クーペ
いわゆるスポーツタイプの車のことです。
デザインやスピード性能に力を入れている分、車の居住空間は4ドアセダンに比べ、かなり窮屈な作りになっています。
座席も2シーターと呼ばれる、2人乗りの車もあります。
またオープンカーといい、屋根が開くタイプの車もあります。
ボディーの種類 ハッチバック
人が座る室内空間と、荷物を載せるラゲージスペースを確保した車です。
トランクがなく、その部分に上下に開くハッチをつけることで、ラゲージスペースを確保しています。
一般にはスモールカーに多い形です。
【日産 マーチ】
ボディーの種類 ステーションワゴン
セダンのトランク部分を後部座席の高さに合わせつなぎ、ラゲージスペースを確保した形のもの。
このステーションワゴンの特徴はなんと言っても荷物がたくさん載ることです。
大きさはセダンと同等のクラスで、ミニバンなどよりは小さ目の車が多いです。
ボディーの種類 ミニバン・1BOX
ミニバン・1BOXの特徴は、大人数を乗せることができることです。
シートのアレンジも豊富な車が多く、大人がゆったりと乗れる工夫がされています。
またボディーサイズも、スモールカーから大型の車まで幅広い車種があります。
ボディーの種類 SUV
SUVとは、スポーツユーティリティビーグルの略です。
一般的には悪路を走るために作られ、車高が高く、タイヤも大きいのが特徴です。
また4WDタイプの車も多いです。
最近のSUVは悪路を走るためでなく、街中を走行する車が多いため、スタイルや装備の充実した車が多くなってきました。
ボディーの種類 ピックアップ
いわゆるトラックのことです。
後ろが荷台になっており、主に荷物を運ぶたに作られた車です。
最近ではレジャーに使ったり、荷物を運ぶのではなく、オシャレの一部として乗る人もいます。
2005年11月11日
マニュアルトランスミッション
俗に「MT」などと略して表現されます。
走行速度にあわせて、ギアのポジションを運転手が手動で操作するミッションのこと。
大きなギアと小さなギアを組み合わせて、回転をスムーズにしていきます。
何速ミッションというのは、そのギアの組み合わせがいくつあるのかを言っています。
オートマトランスミッション
俗に「AT」などと略して表現されます。
マニュアルミッションと違い、ギアの変速が自動で行われます。
運転操作が楽なため、幅広い年齢層の方に利用されています。
【オートマチック】
クラッチ
クラッチとはエンジンの回転をトランスミッションに伝えたり、切ったりする装置です。
エンジンがかかっている状態から、ギアを入れようとしても入りません。
それを可能にするのがこのクラッチです。
足元にあるクラッチペダルを踏むことで、動力がカットされます。
クラッチカバー
クラッチディスクの外側についている部品
フライホイールに固定されていて、エンジンが回転している間はこのクラッチカバーも回転しています。
クラッチカバーの内側についている羽のような部品が、ダイヤフラムスプリングと呼ばれるばねで、この部品でクラッチディスクを押さえつけています。
フライホイール
車のフライホイールとは、エンジンで生み出された力を安定させる働きをします。
俗に「はずみ車」とも呼ばれます。
フライホイールは金属製の円盤で、クランクシャフトの端についています。
フライホイールは、いったん回り始めると慣性で回り続けようとします。
このフライホイールの回転力が、クランクシャフトにより、往復運動に変換され、エンジンのピストンを動かす力になります。
また一般的にはフライホイールを軽くすることで、エンジンのレスポンスを上げることができます。
2005年11月13日
車のエンジンの種類
車のエンジンの種類にはまずその仕組みによって次の3種類に分けられます。
1.レシプロエンジン
燃料を燃焼させることによりピストンを往復させ、その往復運動を回転運動に変える仕組みです。
2.ローターリーエンジン
ローターリーエンジンの場合は、燃焼が直接回転運動につながります。
3ハイブリッドエンジン
電動モーターとの組み合わせです。
この3つの中でも、排気量や気筒数などいろいろな種類に分かれます。
また燃やす燃料によりガソリンエンジンとディーゼルエンジンとに分かれます。
レシプロエンジン
【レシプロエンジン】
現在の車で主流となっているエンジンです。
乗用車にもっとも多いエンジンです。
このレシプロエンジンの中には、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンとがあります。
例えばガソリンエンジンの場合、ガソリンと空気を混ぜ合わせた混合気を圧縮し、そこへ火花を飛ばし、その爆発した力を利用してピストンを押し下げ、クランクシャフトを回します。
またレシプロエンジンでもっとも普及している「4サイクルエンジン」の場合、シリンダーの中をピストンが上下に動くことにより、吸気、圧縮、燃焼、排気の4行程を行っています。
【エンジン内部】
ロータリーエンジン
【ロータリーエンジン】
レシプロエンジンと違い、吸気、圧縮、燃焼、排気の4行程をピストンを使わず、まゆ型の断面を持つハウジングとおむすび型のローターを組み合わせて行います。
ロータリーエンジンの特徴として、レシプロエンジンよりも排気量が小さくても出力をえられます。
日本のマツダがレース用にこのロータリーエンジンを開発し、91年に日本車初の「ル・マン」総合優勝を果たしました。
【マツダRX-7のロータリーエンジン】
2005年11月15日
ハイブリットエンジン
【ハイブリットエンジン】
ハイブリットエンジンとは、エンジンとモーターを組みあわせた物です。
つまり完全にモーターのみで動くのではなく、従来のエンジンの補助としてモーターを位置づけています。
ハイブリットエンジンの特徴として、従来のエンジンと比べ、燃費が非常にいい、ということです。
また普通のエンジンのみの車とは違い、モーター、発電機、専用バッテリーなどを積んでいます。
【トヨタ プリウスのハイブリッドエンジン】
DOHCエンジン
【DOHCエンジン】
「ダブルオーバーヘッドカムシャフト」を略したもの。
別名「ツインカムエンジン」とも呼ばれます。
DOHCエンジンは吸気用のバルブと排気用のバルブがそれぞれ1本づつあるため、カムシャフトが合計で2本ついています。
DOHCエンジンの最大の特徴としては、高回転を使うことができるようになることです。
高回転まで使うと馬力が大きくなりますが、普通に走っている分には燃費も普通のエンジンとほとんど変わりません。
【ホンダ車のDOHCエンジン】
直噴エンジン
【直噴エンジン】
レシプロエンジンの中の一種。
普通のエンジンの場合、空気とガソリンの混合気を、シリンダーに入れる前に混ぜ合わせています。
しかしこの直噴エンジンの場合は、まずシリンダーに空気を入れ、その後ガソリンをシリンダーに直接噴射します。
この直噴エンジンの場合、普通のエンジンに比べ燃焼効率がよく、燃費も向上します。
三菱のGDIエンジン
トヨタのD4エンジン
クランクシャフト
車のクランクシャフトとは、ピストンの上下運動を、回転運動に変えるための部品です。
ピストンの上下運動をコンロッドを通じて回転運動に変え、エンジンの主軸として必ず1本だけ存在しています。
1分間に何千回もの回転運動をする部品です。
エンジンの内部にはシリンダーの数だけクランクがあります。
【クランクシャフト】
カムシャフト
車のカムシャフトとは、回転することにより、バルブを開いたり閉じたりするための装置です。
カム一つにつき、一つのバルブを操作し、カムシャフトが1本のものをOHC(ワンカム)、2本のものをDOHC(ツインカム)といいます。
またカムがバルブを直接押す方式を直動式、アームを介して押す方式をロッカーアーム式といいます。
【カムシャフト】
ディスクブレーキ
【ディスクブレーキ】
最近の車では主流になってきているブレーキシステムです。
ディスクローターと呼ばれる円盤状のプレートを、ブレーキパッドで挟み込み、その摩擦でブレーキを利かせる構造です。
ブレーキというのはどうしてもブレーキをかけた時に熱を持つのですが、このディスクブレーキは熱を放出しやすい構造になっています。
そのためブレーキの効きはじめは若干弱いのですが、高速走行からのブレーキングにも安定した力を発揮します。
最近の車では、前輪はほとんどがこのディスクブレーキになっています。
またブレーキを踏むと「キー」という音がする場合があります。
これは俗に言う「ブレーキ鳴き」といい、ブレーキの性能上は大きな問題はありません。
しかしこのような音が、ブレーキを踏まなくても鳴る、またはブレーキを踏んだときに、「ゴシゴシ」という金属を削るような音がする場合は点検が必要です。
これはブレーキパッドがなくなった時に出る音ですから、このまま乗り続けると危険です。
必ず整備工場などで点検してください。
いずれにせよ、ブレーキは安全上非常に重要な部品です。
何か異変に気がついたら早めの点検整備を心がけてください。
2005年11月23日
ドラムブレーキ
【ドラムブレーキ】
ドラムブレーキの構造は、ブレーキシューと呼ばれる半月形の摩擦材を、外側に押し付けることでタイヤの回転を止めます。
このブレーキシューが押し当てられる部品をドラムと呼び、ここからドラムブレーキという名前がつけられています。
ディスクブレーキと比べると、製造コストが安く済むため、大衆車などに多く使用されています。
しかし反面、ブレーキに熱を持ちやすく、また内部にブレーキシューのかす(ダスト)がたまることにより、ブレーキのフィーリングが悪くなることがあります。